当院の検査実績データと分析(last update 2018.3.30)
[乳腺外来を受診された患者さんの推移(1)]
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[現在授乳中で乳房の症状や授乳について悩んでいる方へ]
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助産師さんへのお願い


【出産後の授乳婦へのケア、授乳指導・加療についてのお願い】
当院では授乳中の授乳婦の乳腺炎治療を助産師と連携し加療してきた経験から、
是非助産師の方々の知っておいてもらいたいことがあります。

1)当院へ受診される授乳婦のほぼ全員が、出産後の授乳についての相談、トラブルの解決には第一に助産師に相談することを、妊娠中に教えてもらっていないことです。
2)そのため、出産後授乳開始してトラブルが起こって戸惑い、出産した産院、病院に相談、受診することになります。そこでも、授乳のトラブルの解決の主役が助産師であることを、十分説明されていないことが多いようです。
3)出産した産院、病院産科に勤務する助産師の方々で、継続的に十分ケアできない授乳のトラブルであると判断した場合には、開業助産師へ紹介してもらいたいと思います。
4)産院、病院産科から紹介された授乳婦のケアを任された開業助産師の方々は、
まず、授乳は正しく行われてきたかを観察し、正しい授乳方法について授乳婦へ十分説明・指導をお願いします。そして、乳腺炎を疑った場合、乳房マッサージ開始前に乳腺膿瘍有無の判断が重要です。乳腺膿瘍有無の判断に迷った場合には、産科の先生、外科医に乳房超音波検査を行ってもらって下さい。膿瘍が無い場合には、まず乳房マッサージと正しい頻回授乳の継続により乳腺炎は軽快するはずです。乳腺炎が軽快しない場合には、再度乳腺超音波検査で乳腺膿瘍の有無の診断が必要です。
5)そして、治療開始時に授乳婦にご指導していただく際に是非お願いしたいことは、乳腺炎が治癒するまで、助産師にかかり、指導を受けて、治癒の判断は授乳婦に任せないでいただきたいことです。よくあるのが・・・『困ったらまた来てください。』・・・と、乳腺炎の状態が治癒したかどうか判断しないで、次の受診を授乳婦の判断に任せてしまうことです。これにより、授乳婦の受診判断が遅れ、治療して軽快していた乳腺炎が再燃する場合もあり、また別の部位に乳腺炎が発生し重症化することもあります。
6)授乳中の乳腺炎の治療は、授乳の継続、排乳が基本です。
これを支援するのが、正しい授乳方法の支援と乳房マッサージの継続です。
7)授乳中の乳腺炎の経過は、あまりにも千差万別で様々な経過をたどることがあり、
加療の問題解決には臨床経験を問われることが少なからずありますが、どの症例も治療の基本は、正しい授乳の継続と乳房マッサージの併用であることを忘れないでください。例え乳腺膿瘍形成になっても、全身状態が安定していれば(授乳婦が、授乳可能で、食事がとれている、受け答えがはっきりして通院可な状態であれば)時間的余裕はありますので、落ち着いて医療機関へ紹介してください。
8)外科医、または乳腺専門医でも乳腺炎による乳腺膿瘍の治療に際して、患側の授乳中断を指示する場合や、または患側の授乳中止を勧める場合がありますが、授乳継続を前提とした治療が可能なことを、積極的に授乳婦に説明してください。
9)授乳期乳腺炎の予防は、正しい授乳方法と頻回授乳、そしてうつ乳状態の早期発見
です。どうか皆様の授乳婦に対するご支援をお願いいたします。
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