当院の検査実績データと分析(last update 2018.3.30)
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図8/年度別診断乳癌における発見動機別分布


図8

これら非触知乳癌診断(早期乳癌発見)にマンモグラフィ、超音波検査がとても役に立っています。しかしマンモグラフィも超音波検査も単独では病気診断に十分とはいえません。両者を併用することでその効果が十分に発揮できるのです、お互いに足らない部分がありこれを併用で補い合っているのです。 
そして非触知乳癌以外の自己発見腫瘤とされている乳癌例は、全て患者さん自身が偶然自分で発見しているものです。
また他の検診機関でマンモグラフィ要精査となって来院され乳癌が発見される率は4%、超音波検査で要精査となって来院されて乳癌が発見される
率も4%です。つまりマンモグラフィまたは超音波検査で要精査になっても実際に乳癌である人は、100人のうち4人しかいないのです。このように
乳癌検診で要精査となることイコール乳癌ではありまあせん。
次に過去15年間に当院で診断した早期乳癌721例の来院動機を
図9に示します。

図9:過去15年間に当院で診断された早期乳癌773例の発見動機

53%の方が、2㎝以下の小さなしこりを自分で発見して来院されています。他の検診施設で乳癌検診を受けて、異常を指摘されて来院され、早期乳癌と診断された方が34%あり、この症例数は年々増加しています。そして乳房痛、乳房違和感、乳房はり感などを訴えて来院され、偶然早期乳癌が発見された方が11%でした。
次に過去16年間当院で発見された乳癌全体1294例の、発見動機を見てみますと。自己発見例は、早期乳癌では53%でしたが、乳癌全体では67%となり、約70%が自分で発見して来院されていることになります。この中にはしこりと血性乳頭分泌が含まれます。
逆に検診で発見された例(検診発見例)は、早期がんでは33%でしたが、全体では20%と低くなります。また乳房痛やハリ感を訴えて来院されて偶然発見される乳癌(症状受診例)が、早期がんでは11%ありましたが、全体では6%と低下しています(図10)。


図10 過去16年間に当院で診断された全乳癌例の発見理由

小さなしこりも乳房を触り自分で発見できることを皆さんが証明してくださっています。ですからふだんから自己検診をして自分の乳房を触っていれば、小さいしこりは発見できることになります。
乳癌は、約70%の人が自分で発見して来院されています。
検診で発見されている乳癌は約20%に過ぎません。
自分で発見されている人の90%以上が、偶然のため、発見された時の
大きさは平均で2.3cmと、2㎝をこえた大きさになることが多いのが現状です。自己検診を励行して、小さくしこりを発見できるようにしたいものです。
自己検診とは、自分で乳房をさわって"しこり"がないか、または乳頭から出血していないか確認することです。
自己検診して自分でしこりを発見する、これは理想ですが、しこりを探すことを意識したものの考え方です。
いざとなれば、実際はしこりを見つけたくない、みつかったらどうしようと怖くなってしまう方も多くおられます。
そこで、反対に異常ないことを自分で確認するために自己検診をすると考えてみたらどうでしょう! 自己検診は、簡単にでき、自信を持って異常ないことを確認できる手段と考えてみるのです!
自己検診してしこりを触れないときには、安心してマンモグラフィ検診を受けましょう、しこりをまったく自覚できない状態で、
検診を受けた場合に、乳癌が発見される確率は、1000人に3人以下です。
 病気のサインは、乳房の痛み、はり感、違和感などの自覚症状ではなく、乳房の"しこり"です。しこりが最も大切なのです!!
次に大切なのは乳頭からの出血です! 分泌物の色が、白色、灰色、膿の色、緑色、透明では異常ありません、赤い、レンガ色、オレンジ色の時には検査が必要です。
最近では、乳房に痛みや、はり感、違和感などの症状が出ると、乳がんではないかと強く不安感をもってしまう方が増えています。
病気の症状は、痛みや、はり感、違和感ではなく、乳房の"しこり"であるとゆう、正しい知識があっても、この乳がんに対する不安感が生じると、正しい知識は何なら役に立たないようです。受診して、異常をないことを確認するまでは・・・

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